スルガ甘夏

出荷時期

3月中旬~4月中旬

スルガ甘夏の画像

文旦と甘夏を掛け合わせ誕生した、静岡市の銘品です。普通の甘夏とは一味違う味わいの品種であるとともに、青木農園こだわりの「木成り」栽培によって、味の濃さを追求しました。

おいしさ

Deliciousness

カットしたスルガ甘夏

甘い果肉と鼻に抜ける爽やかな香りの調和が取れた果肉。食べ応えのある果肉とは裏腹なさっぱりとした味わいが、ヤミツキに。青木農園では収穫を遅らせギリギリまで木に成らせておいた「生成り」のスルガ甘夏栽培に注力しています。一般的な甘夏と比べ抜群に高い糖度と、バランスのいい酸味が乗った、濃厚な味わいをお楽しみください。

スルガ甘夏を
加工品でたのしむ

こだわり

Commitment

大玉のスルガ甘夏を生む
枝を見極める職人の目

実が大きいほどバランスの取れた味わいとなるスルガ甘夏。剪定の時点で、大きな実のなる枝を見極める必要があります。下を向いている枝や、昨年養分を使い果たした枝には、力強い実が育ちません。バランスや風通し、日当たりなどを考慮しながら、職人の手でひとつひとつ切り落とします。

摘果と木成りで
養分を集中させる

樹に成った果実のうち、出荷に至らないものを収穫前に取ってしまうことを、摘果といいます。青木農園のスルガ甘夏は早期に摘果することで、より大きな実を育て上げています。

木成りとは、収穫を遅らせギリギリまで木に成らせておいた果実です。木成りのスルガ甘夏は糖度が高く、酸も程よくあるため濃厚な味わいとなります。

木成りの果実は、気温とのギリギリの戦いによって育て上げられます。果実は氷点下を下回ると凍ってしまうため、栽培する場所や収穫時期の見極めが肝心なのです。標高が高すぎては風の影響を、低い場所では停滞した冷気の影響を受けます。

研究を重ねたところ、木成り栽培が成功する条件は、標高150~250m、かつ西向きの斜面であることが判明しました。現在青木農園では、3月下旬から4月中旬くらいまでの間にお買い求めのお客様には、木成りのスルガ甘夏をご提供しています。

堆肥を中心とした肥料設計

150年間続く青木農園では、先人たちが築き上げてきた栽培ノウハウを元に、日々栽培手法の研究を続けています。肥料設計のコンセプトは、美味しさと食の安全性に配慮した配合です。

ベースとなる堆肥は、草や木のチップや牛糞、人間の食生活から生じた残渣などの有機性産業廃棄物によって構成されています。仕入れ先は​​地元の堆肥製造会社。地域内での資源の循環を促し、環境負荷の少ない農業に取り組んでいます。

おとどけ

Deliver

爽やかで濃厚なスルガ甘夏の味わいを、なるべく新鮮な状態で楽しんでいただきたい。そのために、収穫から選別、梱包までをすべて手作業でおこなっています。

柑橘は打撃や振動によって衝撃を受けると、果実に蓄積された養分を使って修復を始めます。それによって味が薄くなってしまうことがあるのです。

地道でささやかなこだわりですが、違いを感じていただけると嬉しいです。

あんしん

Relief

  • 化学肥料、農業は基準値の半分以下で栽培しています。
  • 防腐剤・着色剤不使用の為、安心してお召しあがりいただけます。
  • 農福連携を取り入れ、障害者の方に除草作業をお願いし、除草剤の使用を極力抑えています。