はるみ

出荷時期

2月上旬~3月中旬

はるみの画像

1999年に清水の柑橘試験場で誕生し、全国的な人気を獲得しているはるみ。清見オレンジにポンカンを掛け合わせてできた、味わい豊かな高級柑橘です。

おいしさ

Deliciousness

カットしたはるみ

大きなツブツブに、たっぷり含まれた果汁。サクサク食感を楽しみながら頬張ると、弾けるジュース。甘さとコクで、お口の中が満たされる瞬間は、至福のひととき。その味わいはまさに、清美オレンジとポンカンの食感いいとこどりです。比較的大きな品種のため、ひとつでも満足感が得られます。

こだわり

Commitment

全体の80%を摘果し
ジューシーで甘いはるみだけを収穫

樹に成った果実のうち、出荷に至らないものを収穫前に取ってしまうことを、摘果といいます。青木農園のはるみは、全体の80%を摘果。これにより、残った実に養分が集中し、濃厚かつサイズの大きな果実だけが残されるのです。

摘果はワンシーズンにつき三度。実がまだ小さい7月に50%、9月には傷ついたものを20%、収穫の2ヶ月前には、しっかりと実っているもの以外の10%を摘果します。手間隙はかかりますが、美味しさを追求し丁寧に栽培しています。

剪定によるコンディション管理

糖度が高いはるみは、葉で作られた養分を実に送る機能が優れた品種です。そのため剪定や摘果など人の手によるコントロールがなければ、樹が力尽き枯れてしまうことがあります。

枝の剪定では、美味しい実をつける枝を見極め、養分の分散を防ぎます。

剪定は樹の通気性や日当たりが保つ上でも重要な作業です。早めに剪定をおこなうことで病害虫の繁殖を防ぎ、農薬の使用も極力抑えた栽培を実現しました。

そうして剪定されたはるみの樹には、バランスよく花が咲き、力強い実が成ります。職人のセンスや癖が出ることから、農園によってまったく違う景色が広がります。

清水の温暖な気候を生かし
収穫をギリギリまで遅らせる

柑橘は木の上で成らせておく時間が長いほど味が濃くなります。温暖な気候の清水において、はるみの収穫時期は12月最下旬です。あまり知られていませんが、静岡清水は瀬戸内海など西の産地よりも、例年温暖な気候に恵まれているため、全国の中でも収穫時期を遅らせての出荷が可能なのです。

堆肥を中心とした肥料設計

150年間続く青木農園では、先人たちが築き上げてきた栽培ノウハウを元に、日々栽培手法の研究を続けています。肥料設計のコンセプトは、美味しさと食の安全性に配慮した配合です。

ベースとなる堆肥は、草や木のチップや牛糞、人間の食生活から生じた残渣などの有機性産業廃棄物によって構成されています。仕入れ先は​​地元の堆肥製造会社。地域内での資源の循環を促し、環境負荷の少ない農業に取り組んでいます。

おとどけ

Deliver

柑橘は打撃や振動によって外傷を受けると、果実に蓄積された養分を使って修復を始めます。それによって味が薄くなってしまうことを、私たちは「味ボケ」と呼んでいます。はるみ特有の豊かな味わいを保ち、なるべく採れたてのフレッシュさを感じていただきたいから、収穫から選別、梱包までの工程は、すべて手作業です。地道で、ささやかなこだわりですが、違いを感じていただけると嬉しいです。

あんしん

Relief

  • 化学肥料、農業は基準値の半分以下で栽培しています。
  • 防腐剤・着色剤不使用の為、安心してお召しあがりいただけます。
  • 農福連携を取り入れ、障害者の方に除草作業をお願いし、除草剤の使用を極力抑えています。